雑木林の博物誌 1 冬の鳥たち (単行本)
極寒の中で躍動する鳥たちの実像を激写!
蝶類学会会長として長年蝶の生態を撮り続けた著者が次にカメラを向けたのは、雑木林に生息する個性豊かな冬鳥たち。
眼をギラつかせ獲物を狙うハイタカ、その脅威を身を細め棒杭の一部になりきって逃れようとするモズ、羽毛全体が霧氷となったホオジロ……その1つ1つの写真が雑木林の“今”を鮮烈に映し出す!
「鳥の生態写真を撮影するためには、その鳥の習性・食性など全てを知ってからではないと写すことはできない」と語る著者がその全てを綴った本文も要チェック!
里山――雑木林――
メープル・ハウスの妖精たち
絶叫する「シジュウカラ」
色鳥を愉しむ
「マヒワ」の群翔
春爛漫を歌う「ホオジロ」
ノイバラの活用術「ミヤマホオジロ」
「カシラダカ」のコーラス
紫外線の羽の色「アオジ」
ピンクノフルーティスト「ウソ」
猿顔の「ベニマシコ」
聖徳太子と「イカル」の群れ
寡黙な「シメ」
「ばかっちょ」のルリビタキ仏の遣い「ジョウビタキ」
焼鳥になった「ツグミ」
顔色の悪い「シロハラ」
妖怪「ぬえ」とトラツグミ
樹を打診する「アオゲラ」
卑しい「ヒヨドリ」
「ハイタ