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書籍名

FC町田ゼルビアの美学
Jリーグ昇格を勝ち取った市民クラブの挑戦


 

大企業を母体にもたない市民クラブが、なぜJリーグに昇格できたのか?
Jリーグサイドの「参入不可」の声を覆した町田市長の熱意。
二度の参入断念にもかかわらず支援を止めなかったスポンサー。
支援を行政に求め、ついには40億円をかけたスタジアム改修を後押ししたサポーター。 そして彼らを突き動かした「市民の誇りとなるために、美しく攻撃的なサッカーで勝つ」という美学を貫いたクラブ・監督・選手たち。
Jリーグを勝ち取るために、一丸となって戦った町田市、市民、ゼルビアの奮闘を描く!



佐藤拓也 著
価格 本体1,200円+税
四六判ソフトカバー 224ページ
ISBN:978-4-88293-420-2
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書評
-2012年3月30日 朝日新聞多摩版 朝刊-

ゼルビア昇格 軌跡を本に ライター佐藤さん出版

サッカーJ2・町田ゼルビアのJリーグ入りを追った本「FC町田ゼルビアの美学 Jリーグ昇格を勝ち取った市民クラブの挑戦」(出版芸術社)が出版された。悲願の昇格が一時は危機的だった舞台裏も描かれ、クラブ、行政、市民が手を組んで成長した歴史の詰まった1冊だ。
執筆はサッカー中心のフリーライター佐藤拓也さん(34)。ゼルビアの取材は2010年に監督を務めた元日本代表・相馬直樹氏への注目がきっかけだった。以前は横浜フリューゲルスのサポーターだったが、現在の横浜F・マリノスへの吸収合併を経験。大企業中心ではない、「市民クラブ」が日本サッカー界に必要という思いを抱き、少年サッカーの指導が原点のゼルビアの魅力に引かれた。
著作のポイントは、本拠地の町田市立陸上競技場が基準を満たさず、JFL3年目の昨年にようやく昇格が認められるまでの経過だ。実は昨年も崖っぷちにあったことが丹念に書かれている。
Jリーグ入会の手続き中だった昨年9月、Jリーグ事務局が審査に値しないことを伝える「不合格通知」を持ち、町田市を訪れていたという。クラブ幹部も同席するなか、憤りを隠さない石阪丈一町田市長。同競技場は改修しつつ、近隣の施設を代用する方向で話を進めていた時期だけに、その文書を突き返したという。
その後、市は仮設のメディアセンターを建てて必要な施設を確保し、試合を運営すると決断。辛うじて昇格にこぎつけていた。交渉の行方次第では今のゼルビアの姿はあり得なかったことになり、「奇跡的な道のり」と指摘している。

  Jリーグは開幕から20年目を迎え、チーム数は40に達した。ゼルビアも経営に課題を抱えるが、佐藤さんは「成功しているチームは限られている。『市民クラブ』として活動し、Jリーグまではい上がってきた軌跡を多くの人に伝える意義がある」と語る。本は四六判で1260円
-2012年4月13日 毎日新聞 都内全域版 朝刊-

ゼルビアの軌跡 本に J2昇格までを描く ライター佐藤さん出版

サッカーJ2「町田ゼルビア」がJリーグ昇格を果たすまでの歩みを描いた「FC町田ゼルビアの美学」(出版芸術社、1260円)が3月末に出版された。地元・町田では書店が特設コーナーを作って宣伝するなど話題を集めている。
 著者はフリーライターの佐藤拓也さん(34)。注目していた元日本代表・相馬直樹氏が監督に就任した2010年からゼルビアを取材してきた。「ゼルビアの魅力は大企業のバックアップもなく、ここまで来たこと。Jリーグの大半のチームはJリーグ入りのために組織されたが、ゼルビアは地域に密着したクラブでありたいというところから出発し、(FC町田時代から)22年かけてJリーグにたどりついた」と評価する。
 著書では、設備面で基準に満たないことを理由に、2010年9月にJリーグから「思ってもいなかった昇格不合格通知」が届いてから、2011年12月に念願かなって「合格」するまでの苦難の軌跡を中心に描いている。佐藤さんは「昇格の原動力は誰か一人の力ではない。市民の熱がJ2まで押し上げたのだと思う」とみる。
 アルディレス監督を迎えた今季は今のところ2勝5敗、17位の成績。「昇格したばかりの厳しい環境で、見ていて楽しいサッカーをしている。いろいろ困難はあるだろうが、地域を大切にし、勝つためだけではなく子供たちのお手本になるサッカーをしようというクラブの理念を貫いてほしい」と期待する。

作者プロフィール
佐藤拓也(さとう たくや)
1977年、北海道生まれ、横浜育ち。フリーライター。
青山学院大学卒業後、一般企業に就職するも、1年で退社。
ライターを目指すために日本ジャーナリスト専門学校に入学。卒業後、横浜FCのオフィシャルライターとして活動をスタートする。
現在はJ2を中心に、様々なカテゴリーを取材。
「EL GOLAZO」「週刊サッカーマガジン」など、サッカー専門媒体を中心に寄稿している。